2020年10月22日(木) 幡ヶ谷再生大学公開講座(8) ネット配信2 「生命と食と農、環境と地域の再生」

津田大介さんを講師に ネット配信での公開講座の2回目

今月のゲストは熊本・南阿蘇で自然農(無農薬、無施肥)をされている高島和子さんです。


和子さんはチェルノブイリ原発事故をきっかけに生命を育む食、その食を支える農へ、専業主婦から農家になるべく1991年に南阿蘇に移住、就農しました。

子育てをしながら、農薬も肥料も使わない米やお茶、雑穀などの栽培を始めました。

「そんなのは無理だ」と言って当初否定的だった周囲の農家さんたちも、やがてその想いに賛同するようになり、少しずつ仲間が増えました。

自然農で育てる酒米山田錦を作る「喜多いきいきくらぶ」を2010年結成、6社の酒蔵で酒を仕込んでもらうようになり、環境と生命を考えた地域での新たなコミュニティが生まれました。

4年半前の熊本地震で南阿蘇は大きな被害を受け、橋や道路の寸断によって孤立に近い状況の中「ありがとう南阿蘇」を立ち上げ、振る舞いなど食を通じた活動を始め、幡再とのご縁をいただきました。

以降、田んぼや畑のお手伝いや昔ながらの道具を使った農業体験、食にまつわるWSなど、農と食を通じて環境のこと、生命のことを学ぶ幡再の大切な場が続いています。


コロナで急速に進む変化や度重なる災害で不安や焦りが積み重なり、日々ちょっとしたことがギクシャクしがちな今だからこそ、たくさんの困難と生命の喜びを南阿蘇の自然とともに歩んできた和子さんの道に触れることで、閉塞感から開放され少しでも元気になれるものが心に届けばと思います。


日時 : 2020 年10月22日(木) 21時〜22時(終了時刻は予定)

受講料 : 無料

配信 : YouTube幡再チャンネル

https://www.youtube.com/user/hatagayarebirth

※事前にチャンネル登録をお願いします

※当日の配信URLはツイッターにてお知らせします

※アーカイブ配信は次回講座までを予定

テーマ : 生命と食と農、環境と地域の再生

ゲスト講師 : 高島和子さん

福岡生まれ。農家

福岡から南阿蘇に移住・就農。農薬も肥料も使わない自然農で米、お茶、雑穀を育てる。

自然栽培で酒米山田錦を作る「喜多いきいきくらぶ」代表

「ありがとう南阿蘇」発起人


講師&MC : 津田大介さん

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長。大阪経済大学情報社会学部客員教授。

1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。

テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ニュース・スーパーバイザー。

メディアとジャーナリズム、著作権、コンテンツビジネス、表現の自由などを専門分野として執筆活動を行う。近年は地域課題の解決や社会起業、テクノロジーが社会をどのように変えるかをテーマに取材を続ける。 主な著書に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。 より詳しいプロフィールは http://tsuda.ru/profile/